日時:2017年10月27日(金) 18:00〜21:00
場所:上野ターミナルホテル 日本料理 水車本店
参加者:大石茜、湯川真樹江
本日、上野にて公主嶺会懇親会が開催され、出席させていただきました。
参加者は40名。昭和元年生まれの方から、昭和20年7月生まれの方(生後およそ100日で引揚げ)まで、様々なかたちで公主嶺にルーツをもつ方々の集いでした。
歴史の長い公主嶺会ですが、永井さまのブログ「満洲っ子平和をうたう」や、今年8月に永井さまが東京新聞で紹介されたことをきっかけに公主嶺会を知り、はじめて出席された方もいらっしゃいました。
会場である上野ターミナルホテルは、創設者の故 井本稔さまが公主嶺ゆかりの方です。皆さま井本さまを偲ばれながら、思い出話に花を咲かせていました。
公主嶺での経験を丁寧にご説明いただいたり、ご著書や資料をいただいたり、また、今後お写真を提供してくださると声をかけてくださったりと、たくさんの方にご協力いただきました。皆さまのご厚意に改めて感謝申し上げます。作成日:2017年10月27日 文責:大石茜
ニューズレター『満洲の記憶』ダウロード先:
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/handle/10086/27095
(Facebook公開ページ)
https://www.facebook.com/groups/359559330877470/
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日時:2017年10月7日(土)12:30〜15:30
場所:土屋さんご自宅(東京都)
参加者:湯川真樹江、大石茜
公主嶺会事務局長を務める土屋さんを訪問いたしました。土屋さんはお父さまの農事試験場への転勤により渡満し、公主嶺の幼稚園、小学校を卒業後、新京敷島高等女学校在学中に終戦を迎えられました。ご両親の渡満の経緯や、土屋さんの公主嶺での生活、引揚げの体験についてお話を伺いました。また、公主嶺会の方々が執筆・編集された記念誌や、農事試験場関係者による会報、土屋さんのご両親が出版された手記、お母さまが残した日記等を拝見しました。特にお母さまの日記は、終戦から引揚げまでの約二年間の出来事が丹念に記されており、終戦後に留用となった日本人の生活を知る貴重な資料となりそうです。
公主嶺会は、公主嶺小学校の卒業生を中心とした会で、今月末に都内で同窓会を開催予定です。
土屋さんは現在も多方面でご活躍されている上、同窓会準備で大変お忙しいところ、お時間をつくっていただきました。改めて感謝申し上げます。作成日:2017年10月7日 文責:大石茜
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6月に入り、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
先日、「満洲の記憶」研究会に満洲医科大学の関係者成瀬氏より貴重な資料をご寄贈いただきました。この度、寄贈された資料は、成瀬氏の父親である故成瀬雅春氏が残した書物です。中には満洲医科大学の関連会誌『蟻塔』や各種回想録、満洲関連写真集などが含まれています。そして、成瀬氏からぜひ研究でご活用してくださいという応援の言葉もいただきました。なお、寄贈された資料についてはニューズレター『満洲の記憶』(第4号)の「寄贈文献目録」にて紹介する予定です。
この場をお借りして貴重な資料を寄贈していただきました成瀬氏及び故雅春氏に厚く御礼を申し上げます。
「満洲の記憶」研究会では引き続き、関連資料の収集や整理を行っております。資料の寄贈につきましては下記の連絡先までご連絡いただければ幸いです。皆様の御理解・御協力の程よろしくお願い申し上げます。
作成日:2017年6月3日 文責:菅野智博
ニューズレター『満洲の記憶』ダウロード先:
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/handle/10086/27095
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一路新潟へ向かいます
日時:2016年9月10日(土)14:00~17:00
場所:高橋健男さんご自宅(新潟県見附市)
参加者:大野絢也、森巧、湯川真樹江
9月10日、新潟県を中心に満洲開拓移民の研究をなさっている高橋健男先生を訪問いたしました。高橋先生は教職を退かれてから満洲移民の研究に着手され、これまでに『新潟県満州開拓史』(2010年)や『いくさ、あらすな―「レポート・アルロンシャン」と深田信四郎の願い』(2016年)など多くのご著書を出版なさっています。
先生は長年に渡り、各満洲帰国邦人団体会報の収集、満洲体験者へのインタビュー、新潟県を中心として各地方自治体の有する開拓団関係の公文書の史料公開請求を継続して行っています。
高橋先生からはこれまでの開拓団研究の方法論や、最新のご著書『いくさ、あらすな―「レポート・アルロンシャン」と深田信四郎の願い』(2016年)の主題である二龍山開拓団と深田信四郎氏についてお話をうかがいました。
秋も近くなってまいりました
高橋先生のおの中で印象深かったのは以下の点です。
・終戦後、全国の各都道府県では帰国した開拓団員に対して開拓団ごとに終戦時の状況を「開拓団実態調査」として作成、提出させていた。その多くは各県がいまだに保有していると考えられるが、史料の整理、公開はほとんどなされていない。新潟県は偶然にも史料の状況に恵まれていたため、多くの苦労をともないながらも開拓団研究を進めることができた。
・二龍山会の会報であった『レポート・アルロンシャン』は他の開拓団の会報と異なり、団員の消息報告や業務連絡、回億に留まらず、中心となった深田信四郎自身の一貫した「いくさ、あらすな(戦争があってはならない)」という強いメッセージが感じられる。
・昭和23年から始まった『レポート・アルロンシャン』は1975年に雑誌『暮らしの手帖』で深田信四郎の妻、深田信の手記が取り上げられたことをきっかけに、開拓団員以外にも購読者層を広げ最大で3000通を全国各地の読者に送っていた。
拝見させていただいた『レポート・アーロンシャン』
今回は高橋先生から貴重な史料の一部をお借りさせていただきました。お借りした史料は研究会でデジタル化を進めていきたいと思います。これらの史料を活用しながら研究会では引続き、満洲開拓移民について学んで参ります。
高橋先生および奥様には大変お世話になりました。改めまして、心よりお礼申し上げます。作成日:2016年9月10日 文責:森巧
ニューズレター『満洲の記憶』ダウロード先:
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/handle/10086/27095
(Facebook公開ページ)
https://www.facebook.com/groups/359559330877470/
日時:2016年7月20日(水)11:00~15:00
場所:新橋亭(東京・新橋)
参加者:菅野智博、大野絢也
今回は本研究会のメンバーで、満鉄懇談会に参加いたしました。満鉄会は2016年の3月をもって解散し、5月末には事務局も閉鎖となりました。
しかし、今年も満鉄懇談会は開催ということになり、30名以上の方々が集まる規模のものとなりました。
今回も天野専務理事による開会の挨拶の後、物故社員・会員に対して黙祷が行われました。その後、満鉄会閉会後の近況についての説明がなされました。
そして会の中盤には「満鉄社歌」、会のしめには「満洲娘」、「北はアムール」などの歌を皆さんで合唱し、盛会のうちに今回も終了いたしました。
今回も天野博之専務理事と奥様をはじめ、満鉄会の皆様には温かく迎えていただきましたこと心より御礼申し上げます。 作成日:2016年7月21日 文責:大野絢也
ニューズレター『満洲の記憶』ダウロード先:
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/handle/10086/27095
(Facebook公開ページ)
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