「満洲の記憶」研究会とは?

 「満洲の記憶」研究会は2013年7月30日に大学院生を中心に立ち上げた研究会です。
 私たちは主に、満洲に関係する様々な「記憶」を収集し、より広い視点から満洲の歴史をとらえることを目標とし、結成しました。今後、日本国内にいる満洲体験者へのインタビューや体験記・回想録、帰国日本人団体会報の収集などを中心に行い、定期的に勉強会・報告会を開催する予定です。そして、様々なかたちで満洲の「記憶」をより多くの方々と共有し、皆様と共にその歴史について考えていく研究会にしていければと思います。
 このブログでは、研究会の日頃の活動内容や研究会情報などを紹介していきたいと思います。今後より多くの方々にご覧いただければ幸いです。皆様の貴重な情報とご意見をお待ちしています。
 なお、研究会で収集した史料に関する情報はニューズレターにて配信します。史料の照会・複写、関係者の紹介、関連情報の提供等の依頼には応えかねます。この点に関するお問い合わせはご遠慮ください。
 今後とも何卒よろしくお願いいたします。


ニューズレター『満洲の記憶』ダウロード先:
一橋大学機関リポジトリ:
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/handle/10086/27095

お問い合わせ:
〒186-8601 東京都国立市中2-1 一橋大学社会学研究科 佐藤仁史研究室気付 「満洲の記憶」研究会

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テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

新潟日報での紹介記事

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 先日おこなった新潟調査後、新潟日報の社会面において高橋健男先生と研究会の紹介記事が掲載されたようです。当研究会の方へも連絡をいただきましたので、当ブログにおいても紹介させていただきます。

(以下、『新潟日報』9月12日版記事の引用です)

■旧満州の実像を次世代に
■関東の大学院生ら見附で調査

旧満州の記録を収集・保存している関東の大学院生らが10日、見附市の満州移民研究家・高橋健男さん(70)を訪れ、県内の満州開拓団の会報などを収集した。デジタル史料化し後世に伝えるのが目的で、院生らは「失われつつある記憶をたどり、満州の実像を後世に残したい」としている。

 高橋さんを訪れたのは、関東や関西の大学院生や研究者でつくる「満州の記憶」研究会のメンバー3人。20~30代の若手研究者らで2013年に発足し、満州開拓民や関係者らの聞き取り調査や史料収集を続けている。

 高橋さんが提供した史料は、本県の元開拓団員らの団体・二龍山会の会報「レポート・アルロンシャン」など。レポート・アルロンシャンは、二龍山会初代会長の故深田信四郎さん=柏崎市=が1948年に創刊し、97年の250号まで続いた。深田さんはその後、亡くなる99年まで会報を「いくさ、あらすな(戦争を起こすな)」というタイトルで発行した。

 高橋さんは院生らに「近況報告を中心にした他の開拓団会報と異なり、深田さんは『いくさ、あらすな』という信念で会報を書き続けてきた」と伝えた。

 院生らは高橋さんが収集した開拓団の名簿原本や、開拓団実態調査表などを手に取り、史料集めの手法なども学んだ。

 研究会メンバーで学習院大客員研究員の湯川真樹江さん(34)は「農村の開拓団や都市住民、軍隊、企業の会報を通して、満州の変遷を分析し実態を掘り起こしたい」と話した。

 高橋さんは「満州研究が先細りになる心配がある中で、若い研究者の取り組みは大きな意義がある」と研究会の活動に期待していた。


(引用部分は原文ママ、引用終わり)

作成日:2016年9月15日   文責:大野絢也

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朝日新聞での紹介記事

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 終戦の日であった先日8月15日、朝日新聞において当研究会の紹介記事が掲載されました。当ブログにおいても紹介させていただきます。

(以下、『朝日新聞』8月15日版記事の引用です)

 戦後71年がたち、戦争体験者の団体が次々と消えていくなか、体験を受け継ぎ、伝える試みを始めた戦後世代の人たちもいる。その危機感は、戦争を知る世代と共通する。このままでは、戦争の記憶が消えてしまう――。

 ♪東より 光は来る 光を載せて 東亜の土に 使ひす我等――
 7月20日、東京都内の中国料理店に、戦前の国策会社・南満州鉄道の社歌が響いた。今年、70年の歴史の幕を閉じた「満鉄会」の懇談会。ピーク時の会員数は1万数千人だが、この日の出席者は30人余りだった。
 社歌をくちずさむ80~90代の元社員らの横に、若者がいた。20~30代の関東や関西の大学院生や研究者らでつくる「『満洲の記憶』研究会」のメンバーだ。旧満州で暮らした人たちの「記憶と記録の継承」をめざして3年前に発足。関係団体や慰霊祭を訪ねては戦中戦後の歩みがわかる資料を譲り受け、約15人から体験の聞き取りもした。
 中心メンバーは9人。その一人、一橋大大学院生の大野絢也さん(28)は2014年秋、その半年前に解散した団体の男性に聞き取りを始めた。しかし男性はまもなく入院し、亡くなった。聞き取りは途中で終わった。「活動すればするほど、記憶が失われつつあることに危機感を覚える」
 満鉄会で事務局長を務めた天野博之さん(80)は「研究会の活動は心強い」と話す。満鉄幹部だった父親は戦後、多くを語らなかった。11歳で引き揚げを経験した自身も「侵略者のお先棒を担いだ者の子弟」という負い目から、長年、体験を公言しなかった。
 「埋もれた満州の記憶と記録はたくさんある。残された時間は少ない」
 天野さんは、大野さんたちにそう伝えている。

■高校生が沖縄戦伝える
 太平洋戦争末期の地上戦で、県民の4人に1人が亡くなったとされる沖縄。悲惨な戦場をくぐり抜けた「ひめゆり学徒隊」の生存者たちは昨年、ひめゆり平和祈念資料館(沖縄県糸満市)で体験を語る「講話」の予約受け付けを終了した。
 現在は資料館で生存者らに寄り添ってきた戦後世代が、体験者の証言VTRを交えて講話を担っている。
 那覇市の沖縄尚学高校の地域研究部は「白梅学徒隊」の体験を伝える活動をしている。04年に年間テーマとして沖縄の問題と向き合いたいと生徒が提案。最初に話を聞いたのが、沖縄戦で多くの友人を失った白梅学徒隊の中山きくさん(87)だった。
 中山さんらに連れられ戦跡を歩き、体験を聞いた生徒たちは「自分たちは事実を知ってしまった。このまま、さよならできるのか」と議論。「白梅の後輩になろう」と、以後は新入生が入るたびに2年生が戦跡を案内し、県外の高校生にも中山さんの体験を伝えてきた。6月23日の白梅学徒隊の慰霊祭も手伝っている。
 同校教頭で元顧問の与座宏章さん(54)は、父親が沖縄戦でかり出された「鉄血勤皇隊」の生存者。「仮に『戦争はだめ』という一言であっても、戦争体験者の言葉には重みがある。体験者が減るなか、できる範囲のことはやらなければ」と話す。

■「関心を持ってもらうのは難しい」
 和歌山沖で1944年に沈没した空母「信濃」の戦友会は昨年11月、半世紀の歴史に幕を閉じた。791人とされる犠牲者を弔うため、63年に発足。慰霊碑を造り、慰霊祭を営み、思い出を語り合った。艦内に閉じ込められた仲間が伝声管を通し「いま胸まで水がきた」と訴えてきた声が耳を離れない、と明かす人もいた。
 会は沈没から50年となる94年に「慰霊の役割は果たした」として解散する。ただその後も年1回、会合を開催。2004年以降は有志による「思い出会」ができ、東京・靖国神社に参拝してきたが、会員の多くが80代を超え、体調の問題もあって、戦後70年の昨年11月でピリオドを打った。
 かつて会合の参加者は100人を超えたが、解散直前には10人以下に。思い出会事務局を務めた仙台市の池上武さん(74)によると、子や孫が参加することもあった。しかし話についていけず、翌年には来なくなる例があったという。
 池上さんの父は戦死した元乗組員。池上さんは「日本人が戦争について考えるためにも戦友会は継承されるべきだと思うが、若い人に関心を持ってもらうのは難しい」と話す。せめて信濃に関するファイル5~6冊分の資料は、自分の子どもたちに託そうと思っている。(木村司、岩崎生之助)


(引用部分は原文ママ、引用終わり)

作成日:2016年8月19日   文責:菅野智博

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今年度の『満洲の記憶』第3号について

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『満洲の記憶』創刊号の表紙

 現在、9月内の発行を目指して「満洲の記憶」研究会のニューズレター、『満洲の記憶』第3号の編集作業を進めております。
 第3号の内容、目次は以下を予定しています。

・石崎操「石崎家の朝鮮・新義州からの引揚記録」
・飯倉江里衣、尹国花、大野絢也、菅野智博、瀬尾光平、森巧、湯川真樹江「故立岡皓男氏所蔵資料目録」
・佐藤仁史ほか「『わが心のハルビン』記事目録」
・菅野智博「岡山ハルビン会調査記」
・佐藤量「中国黒竜江省鶴崗市調査記」
・湯川真樹江「満鉄留魂祭参加記」
・「満洲の記憶」研究会編集委員会「2015年度活動記録」
・「満洲の記憶」研究会編集委員会「2015年度寄贈文献目録」
・編集後記

 第3号も、オンライン上での機関リポジトリによる公開となりますので、今しばらくお待ちください。
 公開され次第、みなさまにもご案内させていただきます。


作成日:2016年7月24日       文責:大野絢也

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佐藤量氏インタビュー記事の紹介

 今回5月1日付けの『朝日新聞』において、「満洲の記憶」研究会編集委員の佐藤量さんのインタビュー記事』「(著者に会いたい)『戦後日中関係と同窓会』佐藤量さん」が掲載されました。
 こちらの「満洲の記憶」研究会ホームページでも紹介させていただきます。ご覧いただければ幸いです。

『朝日新聞』「(著者に会いたい)『戦後日中関係と同窓会』佐藤量さん」
http://www.asahi.com/articles/DA3S12337159.html


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 また佐藤量氏の単著『戦後日中関係と同窓会』(彩流社、2016)について、本ページでも紹介させていただきます。

彩流社の書籍紹介ホームページ
http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-2206-4.html


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佐藤量著『戦後日中関係と同窓会』(彩流社、2016)の表紙

作成日:2016年5月3日       文責:大野絢也

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「満洲の記憶」研究会とは?

「満洲の記憶」研究会

Author:「満洲の記憶」研究会
 「満洲の記憶」研究会は2013年7月30日に大学院生を中心に立ち上げた研究会です。
 私たちは主に、満洲に関係する様々な「記憶」を収集し、より広い視点から満洲の歴史をとらえることを目標とし、結成しました。日本国内にいる満洲体験者へのインタビューや体験記・回想録、帰国邦人団体会報の収集などを中心に行い、定期的に勉強会・報告会を開催する予定です。そして、様々なかたちで満洲の「記憶」をより多くの方々と共有し、皆様と共にその歴史について考えていく研究会にしていければと思います。
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