「引揚70周年記念の集い」

日時:2016年10月20日
参加者:大野絢也、菅野智博、森巧、尹国花
場所:銀座ブロッサム中央会館
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 10月20日、国際善隣協会主催「引揚70周年記念の集い―― 満洲、樺太、朝鮮、台湾 いま振り返る『引揚げ』の検証」が銀座ブロッサム中央会館にて開催され、「満洲の記憶」研究会のメンバーも参加してまいりました。
 集いの最初ではまず亡くなられた方々に慰霊・黙祷を捧げました。国文学研究資料館の加藤聖文准教授による基調講演がありました。加藤先生は戦後の国際情勢のなかで引揚げがいかに実現された、その背景についてお話しました。続いて、善隣協会会員でテノール歌手の藤沼哲朗氏とピアノ演奏者石橋美恵子氏による歌と演奏がありました。
 その後のシンポジウムでは、コーディネーターとして藤原作弥氏(元日本銀行副総裁・引揚げ体験者)、パネリストとして松重充浩氏(日本大学文理学部教授)、井上卓弥氏(毎日新聞編集委員、ドキュメンタリー『満洲難民』の著者)、渡邊三男氏(全国樺太連盟会員・樺太生まれ・引揚体験者)、河原功氏(台湾協会理事・『台湾引揚・留用の記録』の編者)が登壇し、各地域に則して引揚げの実態と引揚げの歴史を後世に伝え続ける意義などについて話していただきました。特に松重先生の講演では「満洲の記憶」研究会の活動についてもふれられており、その今日的意義について高く評価していただきました。今後の研究会活動にとって大いなる励みにもなりました。
 最後になりましたが、大変有意義なシンポジウムを開催し、さらに当研究会のメンバーをご招待くださいました関係者の皆さんにこの場をお借りして改めてお礼を申し上げます。


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作成日:2016年10月21日  文責:尹国花

ニューズレター『満洲の記憶』ダウロード先:
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「中国残留孤児問題フォーラム」参加

日時:2016年10月2日
参加者:大野絢也、森巧、菅野智博
場所:江戸東京博物館

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 10月2日に江戸東京博物館にて「中国残留孤児問題フォーラム」が開催され、「満洲の記憶」研究会は関係者のご招待により、3名のメンバーが参加してまいりました。
 フォーラムは午前の部と午後の部に分かれており、午前の部では山田火砂子監督・内藤剛志主演の映画「望郷の鐘―満蒙開拓団の落日」が上演されました。
 午後の部ではシンポジウム「敵国のこどもを育てた中国人養父母」が開かれました。シンポジウムに先立ち、中国残留日本人による舞踊や歌、演奏などもありました。

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中国残留日本人による歌や演奏

 シンポジウムでは、まず主催者の一人である中島幼八氏による基調報告がありました。中島氏は昨年にご著書『この生あるのは――中国残留孤児がつづる』(幼学堂、2015年)、同中国語版『何有此生』(北京三聯書店、2015年)を出版されました。養父母へ「感謝したい」という強い思いから今回のフォーラムを発案するに至ったようです。そして、今回のシンポジウムでは、白西紳一郎(日中協会理事長)、寺沢秀文(満蒙開拓平和記念館専務理事)、羽田澄子(映画監督)、安原幸彦(中国「残留孤児」国家裁判訴訟弁護団幹事長)ら4名のパネリストを迎えて、大久保明男(中国帰国者二世、首都大学東京教授)の司会でディスカッションが行われました。時間限られたなか、重要な指摘も多くなされており、大変有意義なシンポジウムになりました。

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午後のシンポジウム

 午前と午後の両方に多くの方々参加されており、立見する方も多くいらっしゃいました。
 最後になりましたが、このような貴重なフォーラムをご招待いただきました中島さんをはじめ、関係者の皆さんに心からお礼を申し上げます。

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中国残留孤児から養父母への感謝の旗(寄書き)

作成日:2016年10月3日  文責:菅野智博

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第3回講演会(2015年一橋祭)のご報告と御礼

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 11月1日、一橋大学西本館31番教室にて第3回「満洲の記憶」研究会一橋祭講演会(一橋大学学園祭講演会)を開催いたしました。
 今回は「戦後70年からみる満洲移民――長野県飯田下伊那の声」と題し、登壇者は元・河野村開拓団員の久保田諫氏と飯田市歴史研究所調査研究員の本島和人氏にご講演いただきました。
 久保田氏からは開拓団の集団自決やその後の留用というご経験を、本島氏からは決して貧しさゆえの移民ではなかった開拓移民の背景や、日本国内でも有数の開拓移民送出地であった長野県、特に飯田下伊那の特徴、引揚者と地域にとっての戦後70年の歩みと、我々が満洲の記憶の語りを聞くことの意味について伺いました。
 開拓村での生活が敗戦によって激変し、集団自決という壮絶な経験をされた久保田氏の語りからはそれゆえの重みが感じられ、皆静かに聴き入っていました。本島氏による満蒙開拓についてのご解説と、地域社会で記憶を継承していく取り組みについてのご説明では、地元では向き合いにくい記憶となった「満洲開拓」をいかに理解し、地域社会の歴史の一部として取り入れていくのかというお話や、記憶を語る人に何かメッセージを求めるのではなく、我々聞き手が真摯に語りを聞き、その上で語りが持つ意味については自分で考えるという姿勢の重要性についてのお話が印象深いものでした。
 以前から様々なメディアにて取り上げてくださったことや、戦後70年という節目の年にあって、先の戦争や満洲について関心が高まっていることもあってか、この講演会には300名近くの方が来てくださり、ともにお話に耳を傾けました。来てくださった方からは、アンケートによって様々なご意見をいただき、大変勇気付けられました。最後に、お越しくださった方々には心より御礼申し上げます。


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作成日:2015年11月4日       文責:瀬尾光平

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2015年度一橋祭講演会のご案内

 「満洲の記憶」研究会では、2013年(中国残留邦人)と2014年(満洲都市引揚者)に引き続き本年も一橋大学学園祭の場をおかりして下記の通りに講演会を開催いたします。皆様のご来場を心からお待ちしております。

企画名:「戦後70年からみる満洲移民――長野県飯田下伊那の声」
講師:久保田 諫 氏(元・河野村開拓団員)
 本島 和人 氏(飯田市歴史研究所調査研究員)
日時:2015年11月1日(日)午後1時~午後4時頃
参加費:参加無料・事前申込不要(各所お誘い合わせの上ご参加ください。)
会場:一橋大学国立キャンパス 本館31番教室
主 催:「満洲の記憶」研究会
<お問い合わせ先>
※講演会終了後に国立駅周辺にて懇親会を開催する予定です。会費はお一人様約3500円。参加希望者は必ず事前(10月21日まで)にご連絡ください。
 
 本企画では、長野県飯田下伊那地域から満洲へ渡り、その後集団自決からひとり生還した久保田諫さんより貴重な体験をうかがいます。また、この地域における戦後70年のあゆみについて飯田市歴史研究所の本島和人さんにお話しいただきます。満洲移民の問題を戦後70年という観点から皆さんと共に考えていきたいと思います。


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作成日:2015年10月3日       文責:菅野智博

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2015年一橋祭「満洲の記憶」研講演会開催日時決定

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上の写真は2014年一橋祭「満洲の記憶」研講演会の様子

 「満洲の記憶」研究会では、一昨年、昨年に引続き、本年も一橋大学の学園祭(一橋祭)で講演会を開催する予定です。日程および時間について、概要が決定いたしましたので当ホームページでもご案内させていただきます。

テーマ:「戦後70年からみる満洲移民―長野県飯田下伊那の声―」
日時:2015年11月1日(日)13:00~16:00
会場:一橋大学西キャンパス(国立市)本館31番教室
講師:久保田諫さん (元・河野村開拓団員)
   本島和人さん(飯田市歴史研究所調査研究員)

 以上の時間、会場を予定しておりますが、変更などありましたら、以後こちらのホームページで随時お知らせいたします。また、当日の具体的な進行についても後日改めて掲載致します。皆様のご来場心からお待ちしております。


作成日:2015年10月2日       文責:大野絢也

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テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

「満洲の記憶」研究会とは?

「満洲の記憶」研究会

Author:「満洲の記憶」研究会
 「満洲の記憶」研究会は2013年7月30日に大学院生を中心に立ち上げた研究会です。
 私たちは主に、満洲に関係する様々な「記憶」を収集し、より広い視点から満洲の歴史をとらえることを目標とし、結成しました。日本国内にいる満洲体験者へのインタビューや体験記・回想録、帰国邦人団体会報の収集などを中心に行い、定期的に勉強会・報告会を開催する予定です。そして、様々なかたちで満洲の「記憶」をより多くの方々と共有し、皆様と共にその歴史について考えていく研究会にしていければと思います。
 このブログでは、研究会の日頃の活動内容や研究会情報などを紹介していきたいと思います。今後より多くの方々にご覧いただければ幸いです。皆様の貴重な情報とご意見をお待ちしています。
 なお、研究会で収集した史料に関する情報はニューズレターにて配信します。史料の複写等の依頼には応えかねます。この点に関するお問い合わせはご遠慮ください。
 今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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