第24回定例会の開催

日時 2016年9月28日(水曜)22:00~0:00
場所 オンライン会議

 今回、当研究会では初めてオンライン上で第24回の定例会会議を開催しました。今回の議題は以下の通りです。

・ニューズレター第3号の件
・各活動報告
・秋季大会に向けた議論
・資料の保存方法について
・今後の予定確認

 今回の定例会では、夏季休暇の間に行われた調査や今後の資料調査、整理計画について、詳細な打ち合わせを行いました。

 現在、研究会ではニューズレター第3号の刊行に向けて、鋭意編集作業を進めております。第3号も多くのコンテンツを掲載予定ですので、どうぞご期待ください。


『満洲の記憶』第2号
前号、第2号の表紙

作成日:2016年9月29日(木)       文責:大野絢也

ニューズレター『満洲の記憶』ダウロード先:
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/handle/10086/27095
(Facebook公開ページ)
https://www.facebook.com/groups/359559330877470/
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奉天引揚者大石氏と面会

日時:2016年9月27日
参加者:大野絢也、菅野智博
場所:国立市

 本日は奉天からの引揚者である大石氏が国立市を訪問し、貴重な資料を「満洲の記憶」研究会に貸していただいたと同時に、大石氏や大石氏の父親の簡単な経歴についてお話していただきました。
 大石氏の父親は東亜同文書院を卒業した後に満洲に渡り、満鉄調査部などで仕事に携わっていた。大石氏は大連で生まれ、幼少期に家族で奉天に引っ越した。以降、長く奉天で生活し、小学校時代に奉天で敗戦を迎えた。
 引揚げ後、小学校の同窓会「さんざし会」に参加し始めたのは大学3年生(一橋大学)の頃からである。学内で小学時代の友人と再会したがきっかけという。「さんざし」会ではこれまで同窓会誌『糖葫蘆』を計13号発行しており、現在も定期に当時の先生を交えて同窓会を開催しているようである。
 大石氏やほかの同窓生のご厚意により、同窓会誌『糖葫蘆』のバックナンバーを当研究会に貸していただいたことになり、研究会では今後これらの資料のデジタル化を進める予定である。
 ご多忙のなか国立までお越しいただき、さらに貴重な資料をお貸しいただいた大石氏にこの場をお借りして改めてお礼を申し上げます。

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作成日:2016年9月27日              文責:菅野智博

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新潟日報での紹介記事

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 先日おこなった新潟調査後、新潟日報の社会面において高橋健男先生と研究会の紹介記事が掲載されたようです。当研究会の方へも連絡をいただきましたので、当ブログにおいても紹介させていただきます。

(以下、『新潟日報』9月12日版記事の引用です)

■旧満州の実像を次世代に
■関東の大学院生ら見附で調査

旧満州の記録を収集・保存している関東の大学院生らが10日、見附市の満州移民研究家・高橋健男さん(70)を訪れ、県内の満州開拓団の会報などを収集した。デジタル史料化し後世に伝えるのが目的で、院生らは「失われつつある記憶をたどり、満州の実像を後世に残したい」としている。

 高橋さんを訪れたのは、関東や関西の大学院生や研究者でつくる「満州の記憶」研究会のメンバー3人。20~30代の若手研究者らで2013年に発足し、満州開拓民や関係者らの聞き取り調査や史料収集を続けている。

 高橋さんが提供した史料は、本県の元開拓団員らの団体・二龍山会の会報「レポート・アルロンシャン」など。レポート・アルロンシャンは、二龍山会初代会長の故深田信四郎さん=柏崎市=が1948年に創刊し、97年の250号まで続いた。深田さんはその後、亡くなる99年まで会報を「いくさ、あらすな(戦争を起こすな)」というタイトルで発行した。

 高橋さんは院生らに「近況報告を中心にした他の開拓団会報と異なり、深田さんは『いくさ、あらすな』という信念で会報を書き続けてきた」と伝えた。

 院生らは高橋さんが収集した開拓団の名簿原本や、開拓団実態調査表などを手に取り、史料集めの手法なども学んだ。

 研究会メンバーで学習院大客員研究員の湯川真樹江さん(34)は「農村の開拓団や都市住民、軍隊、企業の会報を通して、満州の変遷を分析し実態を掘り起こしたい」と話した。

 高橋さんは「満州研究が先細りになる心配がある中で、若い研究者の取り組みは大きな意義がある」と研究会の活動に期待していた。


(引用部分は原文ママ、引用終わり)

作成日:2016年9月15日   文責:大野絢也

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満洲興農会会長の清田氏訪問

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訪問先へ向かう

日時:2016年9月11日(日)14:00~18:00
場所:清田さんご自宅(新潟県下越地方)
参加者:大野絢也、森巧、湯川真樹江

 先日、満洲興農会会長の清田さんを訪問いたしました。清田さんは戦前に満洲に渡り、興農合作社の職員として勤務されたことがあります。

 興農合作社は農協のような組織で、日本の農業技術を浸透させるために満洲国が各地に設置させた機関です。清田さんは四平省長嶺県にて購買業務を担当されていました。


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清田さんの作成した四平街の地図

 興農合作社の職員名簿や写真を見ながら、清田さんに当時の状況やご経験をお話しいただきました。清田さんのお話からは、次の点が特に印象に残りました。

・農村にいって先物契約をするときは、村の牌長と交渉し、牌長が同意したら農民たちも同意したこと
・満洲国の保険に加入しており、匪賊の被害に遭った時はその補償がでるとのことであったが敗戦してからは、これまでの保険料とその権利は全て失ったこと
・食糧配給制度の実施に伴い、清田さんは食物を配給する立場についたが知り合いの現地人に頼まれて砂糖を渡すこともあったこと(※当時、現地人に砂糖の配給が認められていなかった)


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見せていただいた史料の一部

 清田さんは帰国後、興農会の活動に参加され、後に会長として会誌の発行や会員同士の交流に努めてこられました。研究会では今後も興農会の活動について学び、継続して清田さんにお話しを伺う予定です。

 清田さんおよび奥様、ご子息の方には大変お世話になりました。改めまして、心よりお礼申し上げます。


作成日:2016年9月12日   文責:湯川真樹江

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二龍山開拓団慰霊碑(本成寺)訪問

日時:2016年9月10日(土)
時間:17:00~18:00
場所:本成寺境内の二龍山開拓団慰霊碑(新潟県三条市)
参加者:大野絢也、森巧、湯川真樹江

 高橋健男氏のご自宅訪問後、引き続き高橋さんにご案内していただき、新潟県三条市の本成寺境内にある二龍山開拓団慰霊碑にも訪問いたしました。


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本成寺の参道と山門

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本成寺の広々とした境内

 慰霊碑に記録されている方々のお名前を拝見し、改めて犠牲者が多かったことを認識いたしました。
 二龍山開拓団の犠牲者の方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


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本堂の裏にある二龍山開拓団慰霊碑

 また、高橋さんには親切にご案内していただき、碑の建立された経緯や、慰霊祭についても教えてくださいました。誠にありがとうございました。

作成日:2016年9月11日   文責:大野絢也

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高橋健男氏(『新潟県満州開拓史』著者)宅訪問

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一路新潟へ向かいます

日時:2016年9月10日(土)14:00~17:00
場所:高橋健男さんご自宅(新潟県見附市)
参加者:大野絢也、森巧、湯川真樹江

 9月10日、新潟県を中心に満洲開拓移民の研究をなさっている高橋健男先生を訪問いたしました。高橋先生は教職を退かれてから満洲移民の研究に着手され、これまでに『新潟県満州開拓史』(2010年)や『いくさ、あらすな―「レポート・アルロンシャン」と深田信四郎の願い』(2016年)など多くのご著書を出版なさっています。
 先生は長年に渡り、各満洲帰国邦人団体会報の収集、満洲体験者へのインタビュー、新潟県を中心として各地方自治体の有する開拓団関係の公文書の史料公開請求を継続して行っています。

 高橋先生からはこれまでの開拓団研究の方法論や、最新のご著書『いくさ、あらすな―「レポート・アルロンシャン」と深田信四郎の願い』(2016年)の主題である二龍山開拓団と深田信四郎氏についてお話をうかがいました。


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秋も近くなってまいりました

 高橋先生のおの中で印象深かったのは以下の点です。

・終戦後、全国の各都道府県では帰国した開拓団員に対して開拓団ごとに終戦時の状況を「開拓団実態調査」として作成、提出させていた。その多くは各県がいまだに保有していると考えられるが、史料の整理、公開はほとんどなされていない。新潟県は偶然にも史料の状況に恵まれていたため、多くの苦労をともないながらも開拓団研究を進めることができた。
・二龍山会の会報であった『レポート・アルロンシャン』は他の開拓団の会報と異なり、団員の消息報告や業務連絡、回億に留まらず、中心となった深田信四郎自身の一貫した「いくさ、あらすな(戦争があってはならない)」という強いメッセージが感じられる。
・昭和23年から始まった『レポート・アルロンシャン』は1975年に雑誌『暮らしの手帖』で深田信四郎の妻、深田信の手記が取り上げられたことをきっかけに、開拓団員以外にも購読者層を広げ最大で3000通を全国各地の読者に送っていた。


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拝見させていただいた『レポート・アーロンシャン』

 今回は高橋先生から貴重な史料の一部をお借りさせていただきました。お借りした史料は研究会でデジタル化を進めていきたいと思います。これらの史料を活用しながら研究会では引続き、満洲開拓移民について学んで参ります。

 高橋先生および奥様には大変お世話になりました。改めまして、心よりお礼申し上げます。


作成日:2016年9月10日   文責:森巧

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「引揚70周年記念の集い」

 2016年10月20日(木)に国際善隣協会主催の「引揚70周年の記念の集い」が都内で開催される予定です。ご関心ある方はぜひご参加ください。http://kokusaizenrin.com/chirashi.pdf

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作成日:2016年9月7日   文責:菅野智博

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日本オーラルヒストリー学会第14回大会でのセッション報告

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会場となった一橋大学佐野書院

テーマセッション:「満洲の記憶」とオーラルヒストリー
日時:2016年9月4日(日)
時間:9:30~12:00
場所:一橋大学佐野書院
司会者:佐藤量
報告者:飯倉江里衣、湯川真樹江、菅野智博

 今回一橋大学において行われた日本オーラルヒストリー学会第14回大会において、当研究会の編集員うちの4名がセッションを組み「『満洲の記憶』とオーラルヒストリー」をテーマに報告を行いました。
 以下、そのセッションにおける各報告の題目です。

解題  佐藤 量(立命館大学)
「満洲の記憶」とオーラルヒストリーを問うということ

報告1  菅野智博(一橋大学)
帰国邦人団体の会報から見る戦後日本の「満洲の記憶」:安東会会報『ありなれ』の分析を中心に

報告2 飯倉江里衣(東京外国語大学)
満洲国軍陸軍軍官学校の朝鮮人:「日系」として入校した唯一の朝鮮人・金光植の語りから

報告3  湯川真樹江(学習院大学)
満鉄留魂碑建立をめぐる紛糾と満鉄魂の顕彰について

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 当日の会場には、朝からの悪天候にもかかわらず、40名をこえる参加者が集まり、様々な面で有意義な議論が行われました。
 今回のセッションで、参加いただいた皆様から多くの意見やコメントをいただき、大変勉強になりました。誠にありがとうございます。

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 今後とも皆様からご指摘やアドバイスをいただけると幸いに存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。


作成日:2016年9月5日   文責:大野絢也

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「満洲の記憶」研究会とは?

「満洲の記憶」研究会

Author:「満洲の記憶」研究会
 「満洲の記憶」研究会は2013年7月30日に大学院生を中心に立ち上げた研究会です。
 私たちは主に、満洲に関係する様々な「記憶」を収集し、より広い視点から満洲の歴史をとらえることを目標とし、結成しました。日本国内にいる満洲体験者へのインタビューや体験記・回想録、帰国邦人団体会報の収集などを中心に行い、定期的に勉強会・報告会を開催する予定です。そして、様々なかたちで満洲の「記憶」をより多くの方々と共有し、皆様と共にその歴史について考えていく研究会にしていければと思います。
 このブログでは、研究会の日頃の活動内容や研究会情報などを紹介していきたいと思います。今後より多くの方々にご覧いただければ幸いです。皆様の貴重な情報とご意見をお待ちしています。
 なお、研究会で収集した史料に関する情報はニューズレターにて配信します。史料の複写等の依頼には応えかねます。この点に関するお問い合わせはご遠慮ください。
 今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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