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2016年度「満洲の記憶」研究会春季大会

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2016年度春季大会の議論の様子

 2016年7月23日(土)、「満洲の記憶」研究会では2016年度春季大会を開催いたしました。

日時:2016年7月23日(土)13:30~17:00
会場:一橋大学 国立西キャンパス本館1F特別応接室
参加者:38名

プログラム
第1部 書評 佐藤量『戦後日中関係と同窓会』(彩流社、2016年)
13:30~13:45 「自著について」 佐藤量(立命館大学・京都文教大学講師)
13:45~14:05 書評① 坂部晶子(名古屋大学国際開発研究科准教授)
14:05~14:25 書評② 佐藤仁史(一橋大学大学院社会学研究科教授)
14:25~14:40 リプライ 佐藤量
14:40~15:20 全体討論
第2部 研究報告 
15:30~16:10 「満洲移民研究史の現状と課題」
細谷亨(立命館大学経済学部准教授)
16:10~16:50 質疑応答
司会:湯川真樹江(学習院大学国際研究教育機構客員研究員)


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配布させていただいた資料

 第1部では、佐藤量氏のご著書『戦後日中関係と同窓会』(彩流社、2016年)の書評会を行いました。
 まず、佐藤量氏から本書の成り立ちと、本書を執筆される過程で見えてきたいくつかの重要な点に関してご説明いただきました。その後、これまで歴史社会学の分野で満洲の同窓会と記憶をめぐる先駆的な研究をされてきた坂部晶子氏(名古屋大学国際開発研究科准教授)と、中国近現代史を専門とされる佐藤仁史氏(一橋大学大学院社会学研究科教授)より書評をしていただき、本書の意義や本書に対する疑問・ご意見をお話いただきました。
 佐藤量氏からのリプライの後の全体討論では、坂部晶子氏や佐藤仁史氏も指摘された史料や史料の扱いをめぐる問題をはじめとし、実証の方法や研究の方法にまで踏み込んだ、人類学、社会学、歴史学という研究分野の垣根を超えた活発な議論が行われました。
 第2部では細谷亨氏(立命館大学経済学部准教授)に、「満洲移民史研究の現状と課題」というタイトルで研究報告を行っていただきました。日本近現代史の観点より、1960年代から現在に至るまでの膨大な蓄積のある満洲移民史研究とその論点を詳細かつ明晰な形で整理され、日本近現代史における満洲移民史研究の現状と課題等も提示していただきました。
 質疑応答の際には、今回のご報告ではあまり扱われなかった現地の中国人の状況に関して中国近現代史の観点から指摘があるなど、第2部においても日本史や中国史という枠を越えて、それぞれの分野が扱う史料の違いなども含めた興味深い議論が交わされました。
 春季大会終了後には、国立駅近くの「くにたち村酒場」にて懇親会を開催し、おかげさまで盛会のうちに終了することができました。


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会場の一橋大学国立西キャンパス西本館入り口

 今回書評いただきました坂部晶子氏・佐藤仁史氏と、著者としてご報告およびリプライをお願いしました佐藤量氏、そして満洲移民史研究に関してご報告いただきました細谷亨氏には改めて深く御礼申し上げます。ご参加くださったみなさまも、誠にありがとうございました。
 今後もこのような議論の場を設ける予定ですので、次の機会にもご参加いただけると幸いに存じます。


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当日は晴天に恵まれました

作成日:2016年7月24日       文責:飯倉江里衣

ニューズレター『満洲の記憶』ダウロード先:
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/handle/10086/27095
(Facebook公開ページ)
https://www.facebook.com/groups/359559330877470/
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「満洲の記憶」研究会とは?

「満洲の記憶」研究会

Author:「満洲の記憶」研究会
 「満洲の記憶」研究会は2013年7月30日に大学院生を中心に立ち上げた研究会です。
 私たちは主に、満洲に関係する様々な「記憶」を収集し、より広い視点から満洲の歴史をとらえることを目標とし、結成しました。日本国内にいる満洲体験者へのインタビューや体験記・回想録、帰国邦人団体会報の収集などを中心に行い、定期的に勉強会・報告会を開催する予定です。そして、様々なかたちで満洲の「記憶」をより多くの方々と共有し、皆様と共にその歴史について考えていく研究会にしていければと思います。
 このブログでは、研究会の日頃の活動内容や研究会情報などを紹介していきたいと思います。今後より多くの方々にご覧いただければ幸いです。皆様の貴重な情報とご意見をお待ちしています。
 なお、研究会で収集した史料に関する情報はニューズレターにて配信します。史料の複写等の依頼には応えかねます。この点に関するお問い合わせはご遠慮ください。
 今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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