FC2ブログ

「大同学院二世の会」法事に参加して(京都市右京区・妙心寺慈雲院)

日程:2016年10月15日
場所:京都市右京区・妙心寺慈雲院
参加者:佐藤量


14996553_1093277487454252_1162722388_n.jpg
妙心寺

 2016年10月15日(日)に、京都の妙心寺慈雲院で開催された「大同学院二世の会」法事に参加しました。天候にも恵まれ、全国から集まった参加者のみなさんは、秋晴れの京都を堪能されていました。
 大同学院とは満洲国の官僚養成学校で、その子弟らによる会が「大同学院二世の会」です。二世の会は1999年ころに発足し、おもに妙心寺慈雲院に安置されている一世たちの位牌の管理や、会報『柳絮』や『二世の会通信』の発行を行ってきました。この二世の会も2016年に終了し、今は有志の会として1年に一度法要を執り行っています。
 この日は、全国から15名の関係者が集まりました。ほとんどの参加者が二世、三世でしたが、北海道から一世の古川滋郎さんが参加されていました。古川さんによれば、大同学院出身一世のなかで元気なのは、古川さんと神戸在住の石原さんだけになってしまったということでした。石原さんをご紹介いただけるということで、日をあらためて訪ねてみたいと思います。
 また、法事の後の懇親会では、今後どのように資料や位牌を引き継いでいくかが議論になりました。この日参加していた三世の方によると、三世たちはあまり満洲に興味がなく、また一世から直接話を聞けるわけではないため、どのように引き継いでいったらいいのか戸惑うことが多いということでした。たしかに、一世たちは満洲由来の横のつながりが強く、また二世たちも親に連れられて同窓会に参加してきた経緯もあって知り合いも多いといいます。しかし三世にもなると、三世同士の横のつながりはほぼ皆無で、法事を執り行うにも負担が大きすぎ、実質的に継承が難しいということでした。
 長く二世の会の会長を務めていた金澤毅さんも、三世に継承することは考えていないということでしたが、悩みは多いといいます。本研究会でも、満洲の記憶をどのように継承していくかという問題について、当事者の方々に寄り添いながら考えていきたいと思います。


14971187_1093276924120975_853598632_n.jpg
「民族協和」と刻まれる石

作成日:2016年11月7日  文責:佐藤量

ニューズレター『満洲の記憶』ダウロード先:
http://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/handle/10086/27095
(Facebook公開ページ)
https://www.facebook.com/groups/359559330877470/
スポンサーサイト
「満洲の記憶」研究会とは?

「満洲の記憶」研究会

Author:「満洲の記憶」研究会
 「満洲の記憶」研究会は2013年7月30日に大学院生を中心に立ち上げた研究会です。
 私たちは主に、満洲に関係する様々な「記憶」を収集し、より広い視点から満洲の歴史をとらえることを目標とし、結成しました。日本国内にいる満洲体験者へのインタビューや体験記・回想録、帰国邦人団体会報の収集などを中心に行い、定期的に勉強会・報告会を開催する予定です。そして、様々なかたちで満洲の「記憶」をより多くの方々と共有し、皆様と共にその歴史について考えていく研究会にしていければと思います。
 このブログでは、研究会の日頃の活動内容や研究会情報などを紹介していきたいと思います。今後より多くの方々にご覧いただければ幸いです。皆様の貴重な情報とご意見をお待ちしています。
 なお、研究会で収集した史料に関する情報はニューズレターにて配信します。史料の複写等の依頼には応えかねます。この点に関するお問い合わせはご遠慮ください。
 今後とも何卒よろしくお願いいたします。

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
カレンダー
09 | 2018/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR